深夜のカラオケバイト~めんどくさい客編④~
こんにちは!
ふくかづです。
今回は深夜のカラオケバイトのめんどくさい客第四弾として、未成年なのに酒を飲もうとする若者について紹介していこうと思います。
ちなみにめんどくさい客の紹介は今回で一応最終回にしようと思っているので、次回はカラオケバイトの楽しいところを紹介したいと思います。
それではどうぞ!
なぜ未成年なのに酒を飲もうとする若者がいるのか
まず、なぜ未成年なのに酒を飲もうとする若者が出現するのか簡単に紹介します。
カラオケでこの問題を扱う上で問題となってくるのが、高校卒業後の18歳と19歳の若者が対象になってきます。
この年齢の若者は高校卒業して大学に行くなり就職したりと、ちょうど子供と大人の中間のようなあいまいな年齢だと思います。
なので家で好奇心からお酒飲んでみたり、タバコ吸ったりする人も中には当然出てきます。
皆さんのまわりにもこういう人いませんでしたか?
そして家でこういったことが常習化してくると、出先でも酒を飲んでも自分はほぼほぼ大人だし、警察に見つかることなんかないだろうと思って飲酒してしまうわけです。
未成年の飲酒になぜそんなに注意しなければならないのか
普通の教育を受けてくれば飲酒喫煙は二十歳になるまではダメってことは理解していると思います。
ちなみにこれの根拠となっているのは未成年者飲酒禁止法になります。
未成年が飲酒したら飲酒した本人が罰則を受けるというのはほとんどの人が知っていると思います。
大人なら知っていて当然のことです。
では、酒を販売した側にも罰則があるということは知っていたでしょうか。
お酒を提供する仕事をする人なら当然知っていると思いますが、そういった仕事に就いたことがない人の中には知らない人もいるのではないでしょうか。
ちなみにこの罰則が適応されると、販売者側に50万円以下の罰金が科され、酒類販売業免許の取消要件に該当します。
なので未成年の飲酒には注意しなければならないのです。
こういう客の対処は?
こういった客の対処方法について説明します。
居酒屋では入店時に身分証を見せるわけではないので未成年でもお酒を飲めるかもしれません。
しかし、カラオケではそうもいきません。
なぜなら身分証の確認を入店時にチェックするからです。
対処についてなんですが、状況ごとに変わってきます。
相手が全員未成年の場合
一番オーソドックスなこれから。
この場合は当然ながら酒は提供しません。
スタッフ間でも何号室の客は全員未成年だから酒は提供しないってことも共有するようにしてます。
相手の中に未成年が混じっている場合
次はこれ。
これはちょうど大学2年生くらいのグループに多いやつですね。
この場合なのですが、一応お酒は提供できます。
しかし未成年がいるのでグラスは交換制とし、部屋の中に成人になっている人の分のグラスしかないようにします。
中には「交換制でも未成年の人飲んじゃってるんじゃないかなぁ」って思う人もいるかもしれません。
実際自分もそう思っていますが、酒を提供する限り店でできる対策はこれが限界に近いのではないかと思います。
相手が成人と確認できない場合
最後にこれです。
身分証を持っていない場合に起こりやすいシチュエーションです。
この場合はお酒は提供しません。
相手が自分は二十歳を超えてるといっても確認できないものは仕方がありません。
そもそもこちら側がリスクを冒してまで酒を提供するメリットが全くありません。
これらがお酒に関する対応になります。
この中でも特にトラブルが発生しやすいのは2番目に紹介したものになります。
次に実例を紹介したいと思います。
相手の中に未成年が混じっている場合の実例
これはある若者グループが来店した時の話になります。
このグループは成人と未成年が混ざっているグループであり、その時はたしか飲み放題を注文していたと思います。
飲み放題であっても未成年がいる限りグラスは交換制である為、成人の人数分以上部屋に置いておくことはできないのですが、そのグループはメガの大きいグラスを次から次に注文してきました。
毎回交換していたためルール上は問題がなかったのですが、明らかにそのグループの成人だけで飲むにはスピードが速すぎたのです。
なのでスタッフ間で警戒し始め、さすがにおかしいと思い何回かそのグループに飲み回ししてないかくぎを刺しました。
ですがほとんど効果はありませんでした。
なのであるときに私が
「もし飲み回しをされているなら私どももしかるべき策を講じなければならないので...」
と言いました。
つまり警察に連絡する可能性がありますよってことです。
そうしたらこれ以降ぱったり注文が来なくなりました。
おそらく飲み回してたんでしょうね。
しかし、部屋に防犯カメラがついてるわけでもないので、こちらは断言することはできません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はちょっと法律と絡めてめんどくさい客の話を書いてみました。
先にも書きましたが、お店側で頑張って対策をしても、対策には限界があります。
若い人たちは自分が酒飲んでも問題ないだろうとか思ってても、実際それが発覚した時には自分だけでなく店側やいろいろな人に迷惑が掛かります。
なのでバレなきゃいいだろうという主観的な考えではなく、バレたらどうなってしまうのかを客観的に考えて行動してもらいたいですね。