福島空港はこんなところ!! 福島空港の良い点・悪い点まで紹介します
どうもこんにちは!!
ふくかづです。
今日は私のホームと言っても過言ではない福島空港を紹介したいと思います。
それではどうぞ!
福島空港について
福島空港は福島県須賀川市と玉川村にまたがる地方管理空港になります。
1993年に開港して以来、福島県の空の旅を支えています。
2500m滑走路1本で運用しており、ある程度の大型機でも離発着が可能です。
現在の定期便はANAウィングスとIBEXエアラインズの伊丹便と新千歳便のみとなっています。
2018年度の国内線、国際線を合わせた利用客数は267,356人となっており、利用者が最も多かった年の1/3程度となっています。
実際の写真と共に紹介
次に実際に私が福島空港で撮ってきた写真を解説しながら、空港内がどんなふうになっているか紹介していきたいと思います。
まずは福島空港の外観がこちら。
田舎の空港なので当然ながら小さめです。
写真の右側は国内線、左側が国際線ターミナルとなっています。
まずは国内線ターミナルから見ていきます。
国内線のチェックインテーブルになります。
国内線ターミナルの1階に設置されています。
IBEXはANAとの共同運航便ですので、チェックインカウンターはANAのもののみとなっています。
ちなみに写真に撮るのを忘れてしまいましたが、このチェックインカウンターの右手に国内線の到着口や各種レンタカーのカウンターがあります。
次に2階に上がっていきましょう。
2階に上がると土産物店や保安検査場があります。
また、ウルトラマンの像がたくさん設置してあります。
福島空港はウルトラマンを大変推してる空港でもあるので、空港内のありとあらゆるところにウルトラマンがあります。
土産物店内にもウルトラマンの公式ショップがあるのでよかったら見てみてはいかがでしょうか。
2階に設置してある時刻表はこんな感じ。
福島空港がどれだけ便数少ないかよくわかると思います。
2階に上がったエスカレーターのすぐ左には国際線ターミナルに向かう通路があります。
今は国際線の定期便は飛んでいないので、普通に利用する分には使うことはないと思います。
次に3階。
3階はレストランと展望デッキがあります。
展望デッキはこんな感じ。
いたって普通の展望台です。
ただ、飛行機が駐機しているときは展望デッキと飛行機の距離がかなり近いので、飛行機の迫力を楽しみたい人やエンジン音を楽しみたい人にはいいのではないでしょうか。
次に国際線を見てみましょう。
国際線は現在定期便が飛んでいないため、チェックインカウンターは基本的にしまっています。
悲しい現実ですね。
これは国際線ターミナル2階の様子です。
この日は国際線が飛んでいなかったので当然お客さんはおらず。
今までに福島空港に飛来した飛行機のモデルプレーンが飾ってあります。
国際線の出発口はシャッターが閉まっていました。
震災以来国際線の定期便が飛んでいないため実際に利用したことがなく、中がどうなっているかは見たことがありません。
国際線ターミナル1階の到着口はこんな感じ。
ここから外国人のお客さんが毎日出てくる日はいつか来るのでしょうか?
ここからは少しおまけ。
空港の外にはウルトラマンの模様にペイントしたポストが設置してあります。
近くにはウルトラマンティガの像も設置されています。
福島空港がここまでウルトラマンを推しているのには理由があり、ウルトラマンの監督をしていた円谷英二さんの出身が須賀川市だったということからウルトラマンをめちゃくちゃ推しています。
一時期は空港の名前をウルトラマン空港的なものに変えようとしていたとか。
福島空港の良い点・悪い点
福島空港の良い点・悪い点を紹介します。
それぞれ挙げてみるとこのような感じになります。
良い点
- 個性が強い
- 割と珍しい機体が見れる
悪い点
- 交通の便が悪い
- 就航地が少ない
- 便数が少ない
まずは良い点から。
1点目の個性が強いというのは、福島空港をウルトラマンの空港として全面的に打ち出しています。
このようなものは他の空港ではなかなかないので、かなりのインパクトを利用者に与えるのではないでしょうか。
2点目の割と珍しい機体が見れるというのは、現在福島空港には週2便で台湾の遠東航空が定期チャーター便を飛ばしています。
遠東航空が使用しているのはMD-80という機体なのですが、この機体は古く日本ではほとんど見かけることが無いような機体となっています。
この機体を見ようと思えば見れるというのは良い点に含めていいと思います。
次に悪い点について。
福島空港の悪い点はどれも深刻です。
まず1点目の交通の便が悪い点について。
福島空港は山の中にあるため、空港に行くには自家用車か公共交通機関で行くことになります。
自家用車が出せる人はまだいいですが、公共交通機関で行くのはなかなかつらい。
電車で行くにしても一番近い駅の泉郷駅を利用するとした場合、数キロ歩かなくてはなりません。
また、泉郷駅に停まる電車も1日10本だけと、あまり利用するのは現実的ではないような気がします。
本数がもっと多い須賀川駅を利用するにしても、須賀川駅から福島空港までは10キロ以上あり、どうしても須賀川駅からタクシーで行くしかなくなるのでなかなか面倒。
バスに関しては郡山、会津、いわきから出ていますが、逆に言うとこれ以外からは出ていないということ。
福島県の方では福島空港の利用促進をするということですが、これじゃ県北や県南の人は仙台空港や羽田空港に流れていって当然です。
せいぜい須賀川駅に無料のシャトルバスでも用意できたらいいのではと思うのですが。
次に2点目の就航地が少ないことについて。
現在、福島空港からは定期便として新千歳空港と伊丹空港に就航していますが、たったの2空港にしか就航していないのはあまりにも利用がしにくいといえます。
かつては福岡や沖縄、広島などといった国内の空港や上海やソウルといった外国の都市にも就航しており利用者としては選択肢がまだある空港でしたが、現在ではその当時の面影はありません。
福島空港の立地自体がそもそもの原因の1つでもあります。
福島から東京までの距離が200kmほどしかないため、福島空港から羽田空港まで飛行機を飛ばしたところで多くの客は新幹線か高速道路で移動してしまうため採算が取れません。
なので福島から羽田、羽田から各地といった流れが組めないためどうしても利用客が限られています。
現在、県内の公共施設には福島から伊丹、伊丹から各地へ行くのに利用を促進するポスターが貼られていますが、実際そのような利用をする人はいるのでしょうか。
多くの人は東京まで新幹線か高速で向かって、そこから羽田を使って各地に向かうのではないでしょうか。
自分ならそうします。
現在沖縄との定期便を復活させようとする動きがありますが、茨城空港やLCCが普及した今ではなかなか難しいと思います。
最後に3点目の便数が少ないことについて。
これは利用者が少ないため仕方がないのですが、便数が1日5本と大変少ないです。
便数が少ないため時間的な制約もかなり受けることになります。
ただ、これに関しては今後少し変わるのではないかと個人的には考えています。
現在福島空港に就役しているB737-500が退役した後、その代わりとしてMitsubishi Space Jetが就役する予定です。
前者が座席数126席なのに対し、後者は90席ほどなのでサイズがダウンします。
また、燃費に関しても後者の方が少ないので、便数をこれまでより増やす可能性があるのではないかと考えています。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
私なりに福島空港をまとめてみました。
福島空港はいろいろと問題を抱える空港ではありますが、なくてはならない存在であるのも事実です。
震災以降、利用者数は急激に落ち込みましたが、最近は海外からの利用者が増えたおかげで少しづつではありますが回復してきています。
これから福島空港がどんな歴史を歩んでいくか分かりませんが、私なりに応援していきたいと思います。